切り絵とはなんぞやって話①
②があるかどうかは神のみぞ知る。
切り絵とはなんぞ
ここでは自分が時々作って楽しんでいる切り絵について解説していく。
一口に切り絵と言っても実は色々な種類があって種類も様々なのだが、ここで触れていくのはこういう
紙を何回か折り、いい感じにハサミで切ったあとに開いたら対称な模様ができていたすごい……というやつではないので悪しからず。
じゃあ切り絵ってなんなの? と思われるかもしれないが、手っ取り早くWikipediaを参照していただくと早いのだが、要するにこんな
やつである。ちなみにこれは自分の過去作品である。なぜ真紅なのかということについては触れてはいけない。
要約すると白黒で黒い部分が全て一繋がりで主にカッターやデザインナイフで作られる作品である。しかしながら白黒じゃなかったり一繋がりじゃなかったりカッターじゃ無かったりする物も当然存在するのだが、とりあえず上の真紅の画像っぽい物がここで触れていく「切り絵」である。
じゃあ切り絵ってどうやって作るの?
この話についてはWikipediaの製作の項を参照して欲しい……としたら企画倒れもいいところなのでしっかり説明していく。でも一応読んで頂いたほうが分かりやすいかも。
と言っても切り絵の製作方法については各個人それぞれの流派というのがあってその詳細は多岐に渡る。とりあえずここでは、全ての手法に共有されるであろう一般的な手順を解説する。はいそこ、既出とか言わないの。
0.道具を準備する。
何事もまずは準備から。本当に最低限の道具としては、以下のものとなる。
カッター(最悪デザインナイフとかでなくても家にあるやつで良い)
黒い画用紙(最悪白いコピー用紙でも良い)
のり、ホッチキス、マスキングテープのような紙と紙を固定できるもの
最低限これらがあれば切り絵はできる。というか自分が最初に切り絵を作った時は普通のカッター、普通のコピー用紙、ホッチキスだけだった。もちろんこれ以外にも使えば便利な道具というのが沢山あるのだが、それについてはまた別に触れる。別があれば。
1.切り絵の元絵を用意する。
何をするにも元が無いと始まらない、それは切り絵においても同じである。この元絵は自分で描いても、既存の画像を引っ張ってきてもどちらでも構わない。ちなみに上に挙げた真紅の切り絵の元絵はこちらになる。
ここではサンプルとしてこちらのような元絵を用意する。言わなくても分かるだろうが、漢字の『大』である。
2.元絵と黒い画用紙を固定し、黒い紙を切っていく。
基本的に絵というのは黒い線と白い背景で構成されており、基本的には黒い線の部分を残すように黒い紙を切っていく。具体的には以下の写真のようにテープなりホッチキスなり糊(貼って剥がせる物を強く推奨)で画用紙に元絵を固定し作業を行う。ちなみに下のサンプル画像ではマスキングテープを用いている。
そしてこの黒い部分の輪郭部分に刃を入れていく。このサンプルでは非常に単純なので特に気にすることもないのだが、元絵が複雑になってくると黒い部分が「浮く」場合が存在する注意しないといけない。これは特に人物絵における鼻、口などによく見られる傾向である。例えば以下の『マル秘』のような場合である。
『マル秘』を一つのパーツとして切り出したいのだが、何も考えずに輪郭を切ってしまうと『○』と『秘』が別のパーツになってしまうのだ。ちなみにこの場合の対処方法も人それぞれである。
3.完成
無事に『大』という漢字の形をした黒い画用紙が完成した。
ね、簡単でしょう?
切り絵ってこんなんだよ
以上が大まかな切り絵の仕組みとなる。概要ではあるが、切り絵に関しての大枠は伝わったのではないだろうか。もし「切り絵とはなんぞやって話②」を書く日が来たらもう少し細かい部分について説明していきたいと思う。
じゃあね。