カプセルユーゴー3弾!! と固有係数の裏側の話。
はじめに
2017年11月9日それは、カプセルユーゴー3弾稼働開始の時だあああああああああああああああああああああああ!!!!!!
というわけでユーゴー3弾が始まった訳で。大方の予想通り特にシステム面で大きな変更もなかったので*1ユーゴー2弾稼働開始時に比べると随分穏やかな滑り出しとなっている…… のだが、新規参戦キャラがなんかめっちゃ多いので今回はその紹介がメインとなるかと思いきや最後に爆弾があるのでお楽しみに。
システム面の変更
一応あったシステム面の更新を紹介する…… と言ってもいつも通りのことなのだが。
カプセルのレベルキャップ解放
これはもうオーブ弾からの恒例行事なのだが、カプセルのレベルキャップが25から30になった。ただ、ユーゴー2弾のようにヒッサツカイホウがあるわけではない。
まずレベル26~29でステータスの各所に星が1個ずつ入る。これでカプセル単体でステータス一箇所に星が3つ入るようになり*2、ようやくステータス全箇所で星5個が達成できるようになったということになる。
そしてこれもめっきり恒例行事という感じだが、レベル30になるとカプセルスキルを取得することができる。ユーゴー2弾でスキルが増えたことにより困っていた人もいると思うが、ようやっと完全に救済が入ったことになる。
カプセルミッションが増えたよ!
カプセルのレベル上限が上がったことで当然のようにカプセルミッションも増える。元々24個だったミッションが29個まで増えた。
それだけ!!*3
新キャラクターたち
ユーゴー3弾になって多数のキャラが新規に参戦した。テレビで登場したばかりの最強フォームである「ジード ロイヤルメガマスター」や新規フュージョンライズ勢、挙句の果てにはラスボスである「ベリアル アトロシアス」なんかも登場している。
加えてユーゴー3弾では「ウルトラマンジード ロイヤルメガマスター参戦記念!」という良く分からないイベントによりキャンペーンカードが普段の倍の12枚も収録されている。しかもなんとその内半分には、オーブトリニティやフェニックスブレイブと言ったカード収録がなかったフュージョン勢が多数収録されているのだ。当然フュージョン時の係数と単体仕様時の係数は別物なので測定する身としてはエライコッチャである。
そんな多数のキャラを係数と共に*4紹介していこう。
ジード ロイヤルメガマスター
変えるぜ! 運命!
という訳で遂に登場したジード最強の姿である。オーブ時から力を借りるという設定が続いているが、とうとうウルトラマンキングというチートに手を出してしまった。
流石に看板キャラクターということか、ユーゴー3弾ではUR, CP, Nと3種類ものカードが実装されている。しかもURは能力限界値33、CPもCPながらヒッサツワザ値10と各所から注目が集まっている。そんなロイメガの係数はこちら。
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
ロイメガ | 1.2 | 1.2 | 1.4 | 1.0 |
流石キングの力を借りていると言うだけあってか、係数合計値4.8と限界を突破している。URが攻撃面の性能に関してトップクラスな事もあり、高次元なオールラウンダー戦士として運用することができるだろう。ロイヤルエンドが何故か赤技だが、その必殺技の威力も十分である。というか係数配分ほぼ完璧な気がする……
ジード ファイヤーリーダー
火炎と冷気が両方そなわり最強に見える
示すぜ! 未来!
ゾフィー隊長とメビウスの力でフュージョンライズした姿。キカイダーではない。炎のイメージの強いメビウスと、ウルトラフロストという冷気を操るゾフィーが合わさった結果だろう。バードン? 火炎? 知らない子ですね……
必殺技のモーションが割と凝っているので一度は使用することをオススメする。ただ現時点ではカードがURしか存在しないのでメインキャラとして使用するのは中々ハードルが高いのが難点。そんなファイヤーリーダーの固有係数はこちら。
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
ファイリー | 1.1 | 1.1 | 1.3 | 1.1 |
このようにウルトラ戦士として無難にまとまった係数になっている。無難すぎて特にコメントすることが無いというのが実際のところだ。特に今弾の新キャラは尖ったキャラクターが多いので一層影が薄くなってしまうことだろう。
ジード リーオーバーフィスト
たぎるぜ! 闘魂!
レオとアストラの兄弟の力を借りてフュージョンライズした姿。こちらも現時点ではカードがURしか無いので仕様難度は高い。こちらもファイヤーリーダーに負けず劣らず必殺技が凝っているので是非一度は見てみて欲しい。
そんなリオバの係数がこちら。
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
リオバ | 1.0 | 1.4 | 1.2 | 1.0 |
ウルトラ戦士らしからぬハヤサ特化の戦士となっている。URのハヤサ値10もあって単体ウルトラ戦士としてはムゲンクロッサーと並んで最速。加えてコウゲキ値も10であることから火力に関しても自信が持てるのがリーオーバーの強み。また素で緑技を持っていて必殺技の火力も一定ラインを確保できる*5。最強候補の一角を担える戦士だろう。
キメラベロス
ベリアルがゾグ第二形態とファイブキングのカプセルでフュージョンライズした形態。本編でも暴虐の限りを尽くしたがロイヤルメガマスターにあっさりと負けてしまった。個人的な話をすると、ゾグが表舞台に立って割と嬉しい。ただもしゾグのカプセルが第一形態のものだったらどんな姿になっていたのだろうという思いはそこそこある。
そんなキメラベロスの係数がこちら。
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
キメベロ | 1.4 | 1.0 | 1.2 | 1.0 |
見た目に違わず攻撃的な係数になっており、URのステータスともマッチしている。ベストマッチ! ただ、やはりというかなんというかハヤサに関しては劣ってしまっている。1弾URスカルゴモラほどではないが、それにしても鈍足なのは鈍足なのでエクストラタイム等でカバーしていきたい。
ストロング・ゴモラント
このカード絵めっちゃかっこよくない!?
というわけでタイラントとゴモラのフュージョンライズ。元々合体怪獣であるタイラントにゴモラを混ぜることで立派な羽が生えたご様子。とてもいい感じの見た目になっているのが、その必殺技はどこか間抜けである意味必見である。
このストゴモであるが、やはり重要なのはそのコウゲキ値11であろう。ユーゴー弾の能力最大値は10であると思われていたがそれ以上があることが判明してしまった。これはユーゴー4弾以降のカードステータスが楽しみになってくる。そんなストゴモの固有係数はこちら。
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
ストゴモ | 1.2 | 1.0 | 1.4 | 1.0 |
怪獣と言うよりかはどちらかとウルトラ戦士らしい係数になっている。コウゲキ値11に係数1.2ということでコウゲキの実質値が13.2になるのだが、キメラベロスとそこまで変わらない値であり、後述するアトロシアスには完全に負けてしまっている。所持技が黄技ということで必殺技火力も伸び悩み、ハヤサも控えめなので意外と全体的なパフォーマンスは低め。フュージョンライズで赤技を持ってくるなどの工夫を施していきたい。また、コウゲキに補正が強くかかるカプセルとの相性はバツグンなのでそこを活かすのも良いだろう。
ベリアル アトロシアス
『ウルトラマンジード』のラスボス*6が早くもフュージョンファイトに参戦。属性はラスボスの宿命なのか「全」である*7。こちらもURは能力合計値33、CPもコウゲキ値9を確保しているという注目のキャラ。そんなアトロスの固有係数はこちら。
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
アトロス | 1.6 | 1.0 | 1.0 | 1.0 |
……遂にと言うかなんというか、とうとうコウゲキに係数全ブッパのキャラクターが登場してしまった。素のベリアルもヒッサツワザに全振りだったことを考えるとやはりベリアル様はベリアル様なのだなあという思いである。ただコウゲキ至上主義のこのゲームにおいてコウゲキ係数1.6というのはやはりとんでもない数値である。
素のコウゲキ値が高いこともあって、URとCP共にコウゲキの実数値は14.4とここまでの全てのキャラを抜き去った値となっている。所持技は黄色だがヒッサツワザ値は10とそちらの方面も問題なし。ハヤサは低めだが、それでもこれまで紹介した鈍足キャラよりは速いことを考えると十分過ぎる性能だと言えるだろう。
もしCPのアトロシアスくんのカードスキルが「カプセル強化」だったらと思うと冷や汗が出るばかりである。
ウルトラマンキング
元祖チートラマンであるキングもようやくプレイアブルキャラとしてフュージョンファイトに参戦。ジードのOPを彷彿とさせるSRの絵柄はプレイヤー達に感動を巻き起こす。そんなキングじいさんの固有係数はこちら。
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
キング | 1.2 | 1.0 | 1.2 | 1.2 |
まあなんというか、何とも言えない固有係数となっている。SRカードのステータスも平均的なので、プレイヤーがカプセルでどのような強化をするかで個性を出していきたい。やはり高めのヒッサツワザやタイリョクを伸ばしていくのが良いだろうか。
性能は置いておいても、実際にゲームでキングを使用したときの威厳はやはり他のウルトラ戦士たちとは一線を画す物がある。大変厳かな気持ちになれること間違い無しなので是非使ってみよう。
アストラ
俺達はアストラを殺す!
遂にレオの弟であるアストラもフュージョンファイトに参戦。兄がオーブ2弾で登場したことを考えると兄弟が出揃うまでに1年以上かかってしまったことになる。キング出るしついでにアストラ出しとけみたいな思惑を感じるのは自分だけだろうか。レオはその圧倒的なコウゲキとタイリョクで環境を席巻していたが弟の方はどうだろうか。カードステータス的にはハヤサに全振りしたようなステータスとなっている。そんなアストラの気になる固有係数はこちら。
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
アストラ | 1.1 | 1.2 | 1.2 | 1.1 |
今までありそうでなかった、新しい系統の固有係数配分となっている。ウルトラ戦士の中では割と高めのハヤサ係数1.2を持っており、カードステータスと合わせてその手数はSRながらかなりのものとなるだろう。アストラキックが緑技なのも追い風だ。コウゲキ係数も最低限は確保されているので、うまくカプセルで火力を底上げしてやりたい。
その他SR怪獣勢
SR怪獣勢で係数が判明しているのは以下の通り。グビラなんて出なかった。
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
ダークザギ | 1.0 | 1.4 | 1.2 | 1.0 |
ゼガン | 1.2 | 1.0 | 1.0 | 1.4 |
ザギさんは星人らしくハヤサに、ゼガンはやはり*8タイリョクに係数が大きく振られている。特にSRゼガンはタイリョク値が10なので赤属性に対するメタとして運用するのも面白そうだ。火力も高めなのがポイント。
CPカード勢
CP増量キャンペーンで登場した融合ウルトラマン達の係数をここから解説する。まさかこんなところに今弾1番の問題が眠っているとは誰も思っていなかった……
余談だが、今弾のCPはどれも見つめていたくなるカッコよさがあってめっちゃ好き。
オーブトリニティ
3つの光と絆を結び、今立ちあがる!
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
トリニティ | 1.1 | 1.0 | 1.3 | 1.2 |
というわけでオーブトリニティ。フュージョンボーナスの方では謎の優遇を受けていたが、単体のこちらは寧ろ他のフュージョン体よりも弱いと謎の不遇っぷり。
トリニティウム光輪の火力のためかステータス面ではハヤサにポテンシャル全振りしている割にハヤサ係数は1.0とここまで噛み合わないのもなんとも悲しい。ステータス合計が25とその面では少々優遇されていることが救いか。
正直な話、ユーゴー2弾にSRのギンガ、ビクトリー、エックスがいるのでそちらで3体合体するほうが無難。カード絵はカッコいいんだけどね……
ウルトラマンエックス ウルトラマンゼロアーマー
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
ゼロアーマー | 1.2 | 1.1 | 1.3 | 1.1 |
びっくりするくらい名前が長いウルトラマンエックス ウルトラマンゼロアーマー。融合キャラだからか係数合計4.7と限界突破している。トリニティの係数合計が4.6なのは何故だろう…… ちょうど合体元であるウルティメイトゼロとエックスの係数のいいとこ取りがされているのがまた興味深い。カードステータスも高めのコウゲキを軸にバランス良く纏まっている。カプセル強化のカードスキルもあるため、使いがいのあるキャラクターだ。
ウルトラマンレジェンド
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
レジェンド | 1.1 | 1.0 | 1.6 | 1.1 |
キングのじいさんの後を追うようにカードが登場したレジェンド。チートラマンの座は譲れないということだろうか。合体ウルトラマンかつチートラマンということもあってか係数合計は現状単体での最大値である4.8となっている。だからなんでトリニティの係数合計が4.6なのだろう…… くわえてステータス合計値も25とこれ以上ないくらい優遇されているレジェンド。流石伝説だぜ。
しかもその係数はあのベリアルの上位互換となっている。これは期待が高まる…… かと思いきやカードのステータスが平均的すぎて意外と運用に困る。ただカプセル強化があるのである程度好きなように運用することができるだろう。高めのヒッサツワザを活かしたり、ステータスが唯一7のハヤサを活かしたり、夢は無限大である。
フェニブレ、ビクナイ、ギンビク
さて、ここまでを見ていると残りの合体ウルトラマンへの期待が高まるのだが、ここでとんでもないことが起きた。残りの合体ウルトラマン勢について、まずは測定された係数を見て欲しい。
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
フェニブレ | 1.0 | 1.0 | 1.2 | 1.0 |
ビクナイ | 1.0 | 1.0 | 1.2 | 1.0 |
ギンビク | 1.0 | 1.0 | 1.2 | 1.0 |
ど う し て こ う な っ た
能力合計値4.2というのは流石にありえないので流石に運営側のミスと考えるべきか。ここから想像できるミスとしては「ウルトラ戦士にデフォルトで設定してある固有係数があって、そこから変えるのを忘れた」という線が一番妥当だろう。
ここで突然だが、全ウルトラ戦士の固有係数を見て欲しい。なんと、どのウルトラ戦士もヒッサツワザ係数1.2は確保されているのだ。
それはこのページで紹介してきたキングやアストラなどの戦士も例外ではない。
固有係数、カプセル補正値
ここから導き出される結論としてこういう固有係数の設定の仕方が予想される。
まずステータス4箇所に係数1.0を振り、その後種族に応じて1箇所に0.2を加算する。今回の場合だとウルトラ戦士なのでヒッサツワザに加算という具合に。こうすることで
キャラ | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
汎用ウルトラ戦士 | 1.0 | 1.0 | 1.2 | 1.0 |
このような係数が完成する。あとはここからキャラの個性に合った残りの0.4という値を振り分ければそのキャラの係数が完成する。例えばヒッサツワザに0.4入れればベリアル、ハヤサに0.1、ヒッサツワザに0.3入れればウルトラマンと言うように。さてこの0.4という数値の配分、どこかで見たことが無いだろうか。そう、カプセル補正値である。
ウルトラ戦士のカプセル補正値にヒッサツワザ以外は1.0、ヒッサツワザは1.2足すことでそのままキャラの固有係数になるのだ*9。
これを踏まえて逆算すると、ゴモラやゼガンのような怪獣キャラはデフォルトでコウゲキに1.2、ダークザギやカイザーベリアルのような星人系はハヤサに1.2入っていることが分かる。オーブ弾の頃からウルトラ戦士はヒッサツ、怪獣はコウゲキ、星人はハヤサに優れる傾向があると言われていたが、それにしっかりとした根拠が合った形になる。
固有係数という名称
こうなってくると、現在自分がカプセル補正値と呼んでいる数値こそが固有係数と呼ぶにふさわしいのではないかという気しかしてこない。じゃあ今固有係数と呼称しているものはなんという名称が良いのだろうか。うーん、カード係数? 分からん。
ただここで名称を変えると恐らく皆混乱してしまうことが容易に予想できる*10ので基本的に名称はこのままで。こんなだから電子の電荷がマイナスになったりするんだよな。
で、下のこれは種族係数とでも呼べば良いんじゃないかな*11。ちなみにキングジョーにも怪獣の種族係数が適用されていることから、ロボットの種族係数というものは無いと予想できる。
種族係数 | 攻撃 | 速さ | 必殺 | 体力 |
---|---|---|---|---|
ウルトラ | 1.0 | 1.0 | 1.2 | 1.0 |
怪獣 | 1.2 | 1.0 | 1.0 | 1.0 |
星人 | 1.0 | 1.2 | 1.0 | 1.0 |
おわりに
とまあ7割位がキャラ紹介だったけど仕方ないよね!! そういう弾だもんね!!
フェニブレ、ビクナイ、ギンビクの係数測定結果から今までになかった新説が打ち出されたのは大変大きいことだろう。というか何故誰も今まで気付かなかったのか…… 彼らの係数が後々修正されるか、それとも仕様となるかどうかは私にもわからない。
ユーゴー3弾から登場したフュージョンライズ強化の話については後々の記事で。
じゃあね。
!ここで唐突な宣伝!