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つなぐぜ、願い!(カプセルユーゴー5弾の話)

はじめに

 2018年3月10日に劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!が無事に公開された。これはもはや毎年恒例となってきた春休みに合わせて公開されるウルトラシリーズの劇場版映画である*1。その5日後から可動を開始したウルトラマンフュージョンファイト! カプセルユーゴー5弾もその劇場版の内容を強く意識した内容になっている。

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 こちらも恒例行事であるが、今回もフュージョンファイト新弾による変更点をばっちし見ていこう。

唐突な振り返り

 ここでちょうど一年前の事を振り返ってみよう。2017年3月11日に傑作映画である『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』が公開され、その後同じく5日後の3月16日フュージョンファイト5弾が可動を開始した。変更点としては「サンダーストリーム」「メビュームエスペシャリー」の2つのゲーム限定フュージョン形態が参戦*2、加えて映画で「オーブトリニティ」が登場したことを受け「3体合体」という新システムが登場した。

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 またTR(トリニティレア)というレアリティが登場した唯一の弾であり、映画と合わせてゲームを盛り上げていこうとしていたことが伺える。一方システム面の変更点で言えば直前の4弾で大幅なアップデートがあったためか、オーブクリスタルカードのレベルキャップ解放とそれに伴う諸々の変更、加えてゴホウビミッションの追加とあっさり目なアップデートだった。

ramu-nyan.hatenablog.com

カプセルユーゴー5弾の主な変更点

 細々とした説明は抜きにして、先に今弾の変更点を列挙する。

  • ウルトラマンジード ウルティメイトファイナル」を始めとする3キャラ新規参戦

  • 新しいCPカード限定スキル「武器強化」が追加

 とまあ大まかには以上の二つの項目のみとなる。カプセルのレベルキャップ解放がCU4弾に引き続き無かった事や、システム面での大きな変更点が無かったこともあってかなりあっさり風味の新弾となっている。

新キャラ追加

 今弾では映画に登場する1キャラに加え*3、ゲーム限定のフュージョンライズ形態2つが新規参戦した。

ウルトラマンジード ウルティメイトファイナル

つなぐぜ!願い!!

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 ジード劇場版にて登場した他のウルトラマンの力を借りない姿であり、現時点でジード最強の形態。ウルティメイトファイナル。初めて見た時は「何やこのデザイン!?」と思ったものだが正直そろそろ慣れてきた。劇場版限定ウルトラマンの宿命なのか所持技は緑技のみ*4。そんなウルティメイトファイナルの固有係数はこちら。

キャラ 攻撃 速さ 必殺 体力
ウルファイ 1.2 1.0 1.5 1.0

 やはりジード最強の姿というだけあってか、固有係数にボーナスが入った構成となっている*5。その係数配分もウルトラ戦士としてはほぼ完璧でありURカードやCPカードのステータスとの相性もバッチリだが、どうしても緑技が足を引っ張ってしまうというのが正直なところか。正直このウルティメイトファイナルに関してはエボリューションカプセルを用いてアルティメットエボリューションしていく運用の方が主になるのではないだろうか。

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ジード ダンディットトゥルース

揮うぜ!豪力!!

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 恐らく数あるフュージョンライズ形態の中でもトップクラスに名前をも間違えられそうなのがこのダンディットトゥルース。恐らくダンディットは「無法者」と言った辺りの意味がある「bandit(バンディット)」からもじっていると思うが、実際の所どうなのだろうか。

 犬猿の仲とも言える「ウルトラの父」と「ウルトラマンベリアル」の力でフュージョンライズした姿で、その容姿はベリアルに非常に似通った物でありぶっちゃけ完全に悪のウルトラマン。イメージとしてはオーブのサンダーブレスターから更にベリアル要素をマシマシにした感じ。

 気になる固有係数だが未測定。大変申し訳無い*6。ステータスがCU4弾URのサンダーブレスターと似通った物となっており、恐らく係数もコウゲキ方面に振られていることが予想される。属性も同じく赤色であるが、サンブレが赤技を撃てるのに対しこちらは唯一の必殺技である「ブレイザーバニシング」が黄技な事もあって運用感覚では一段落ちることが予想される。

キャラ 攻撃 速さ 必殺 体力
ダントゥル 1.0 1.2 1.2 1.2

 見た目とは裏腹にコウゲキ係数が1.0と大人しめな係数をしている。その筋肉は何のためにあるんだ

ベムゼード

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 ストロング・ゴモラント以来久々のベリアル融合獣で、「ゼットン」と「ベムスター」の力でフュージョンライズした怪獣。ゼットンベムスターということで、光線技系は全てシャットアウトされてしまいそう。顔がナックル星人みたいに見えたのは多分気のせい。個人的にはこうやって定期的にゲームオリジナル怪獣が収録されるのがユーゴー弾の魅力の一つ。

 気になる固有係数だがやっぱり未測定。やっぱり大変申し訳無い*7カード持ってないの…… 判明次第追記予定。

キャラ 攻撃 速さ 必殺 体力
ベムゼ 1.2 1.2 1.2 1.0

 攻撃面に均等に係数が振られている。カードのステータスも相まってバランス型の戦いができるだろう。

武器強化

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 さて今弾の目玉といえばやはりこれだろう、「武器強化」。「カプセル強化」「フュージョンライズ強化」「加速強化」に続く4つ目のCP専用カードスキルだ。その効果は「武器を持つキャラクターのコウゲキが強くなる」というもので、「ギガファイナライザー」を持つウルティメイトファイナルや「キングソード」を持つロイヤルメガマスターといったキャラの火力がアップするスキル。まず具体的な効果はたぶんこちら。

効果

通常のラッシュ火力が1.25倍に、必殺技火力が1.16倍になる。

 数字に関してはあまり自信はないが*8、大体このような能力である。ちなみにフュージョンライズ必殺技の火力に対しても補正は入る。キャラこそ選びはするが、カードスキル1つでの恩恵としては破格のものである。*9

 加速強化が行動時間半分というデメリットの代わりにラッシュの火力が2.4倍になるスキルであった。加速強化を単純に考えてラッシュ火力が1.2倍になるスキルと考えると、武器強化の強さが分かるだろう*10。必殺技火力こそ加速強化には劣るが、それでもスキルにデメリットが一切ないことを考えるとただただ積み得なスキルと言える。

適用範囲

 ここで気になってくるのが「どのキャラクターなら武器強化が反映されるの?」ということだ。今回CPで収録されている6キャラは当然として、他にどのキャラクターが適応対象なのだろうか。その答えだが、

とりあえずなんか武器使ってたら武器強化が反映されるっぽい

という結論に達した。例えばオーブカリバーを持つオーブオリジンと言ったキャラは当然として、例えばジードクローを扱うプリミティブなんかも対象内である*11。それ以外にもスラッガーを操るゼロゼロビヨンドも対象であり、思ったより武器強化の適用範囲が広いことが分かる。昭和勢で言えばジャックなんかにも武器強化が乗る。

 じゃあ武器を使った必殺技を持っていればいいの?と言うとそんなこともなくて、例えばフォトンナイトのように腕から剣を生やすキャラクターにも適用されるのだ。なので、「とりあえずなんか武器使ってたら武器強化が反映されるっぽい」という結論に達したわけだ。ここで、戦闘開始時に「武器強化」の表示が出るからと言って効果が発動するわけではないので注意*12

実際どうなの?

 このスキルの使い心地に関してだが、先程も言ったように積み得のスキルである。例えば普段使っているキャラが武器を使用しているなら、後衛に武器強化持ちのカードを置いてあげるだけで手軽に爽快感のグレードを一段上げることができる。加速強化は強いけど、カウントが減るのはちょっと…… と思っていた人なんかにはまさにピッタリのスキルだろう。もちろんこのスキルは「加速強化」や「カプセル強化」と言ったスキルと組み合わせることが可能なので*13、戦術がまた大きく広がったと言えるだろう。

 一方加速強化と比べて劣る点としては「フュージョンアップとの併用ができない」という部分だろう。加速強化はベリアルゼロと言った優秀なフュージョンを持つキャラクターに搭載されていたが、武器強化持ちでフュージョンアップできるカードは現状存在しない。「カプセル強化」×「加速強化」×「フュージョンアップ」というトリニティコンボが現状猛威を奮っていることを考えると、そこからは一段落ちてしまうか。ただ武器強化持ちのキャラクターは係数にボーナスが入っていることも多く、そこを活かしていくのは十分ありだろう*14

係数未設定三銃士への救済

 ユーゴー3弾稼働時に初めてカード化されたものの、係数未設定という憂き目にあった三銃士がいた。それが「ギンガビクトリー」「ビクトリーナイト」「フェニックスブレイブ」の三人だ。詳しくはこちらの記事(ユーゴー3弾の記事だよ)に詳しいが、この係数未設定はユーゴー4弾稼働時にも修正されていなった。だが実はユーゴー4弾稼働途中でサイレント修正が入り、無事彼ら三人にも係数が設定されていたのだ。恐らくそれに引っ張られてギンガビクトリーのカプセルにも補正値が入っていると思われる。

 その係数がこちら。

キャラ 攻撃 速さ 必殺 体力
フェニブレ 1.2 1.1 1.4 1.0
ビクナイ 1.1 1.0 1.4 1.1
ギンビク 1.0 1.1 1.4 1.2

 このように無事係数が設定されており、特にフェニブレギンビクに関しては係数にボーナスが入っているので*15、カプセル強化のスキルも相まって運用次第では一線級に活躍できるかもしれない。いやあ、よかったよかった。

まとめ

 とまあ多少駆け足になってしまった気もするが、ユーゴー5弾に関しての大きな変更点はこの通りである。ここでは紹介していないが、「カプセル強化」持ちのSPRであるゼロビヨンドが登場していたり、ダイナミラクルアグルと言ったベリアルの優秀な相方が登場しているので環境もまた変わることだろう。SRマガバッサーやCPムゲンクロッサーなんかの登場も大きい*16

 しかしなんと言っても大きいのが「武器強化」このスキルを使いこなすことでフュージョンファイトがより一層楽しくなる…… かもしれない。

 じゃあね。

 ゼッパンドンのカード絵めっちゃカッコいいし欲しい!!

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*1:劇スペ? 知らない子ですね……

*2:どちらも必殺技が凝っていたこともあってプレイヤー間で好評を博した

*3:厳密にはCU4弾時点で参戦していたが細かいことを気にしてはいけない

*4:トリニティウム光輪。

*5:その割にロイヤルメガマスターより係数合計が低いとか言ってはいけない

*6:でも実際新規キャラってURでしか登場しない上に、今回は高レアが8枠あるせいで色々と大変なんです……

*7:でも実際新規キャラってURでしか登場しない上に(ry

*8:特に必殺技火力。1.16倍ってなんやねん。5の2乗と4の2乗が関係しているのだろうか

*9:タイリョクを除いて、大体オールラウンダー3個分くらいの補正

*10:加速強化には戦闘時間の大幅な短縮という大きすぎるメリットは存在するが

*11:恐らくソリバやアクロスなんかもそうだろう

*12:このせいで色々と面倒なのである

*13:そういえば加速強化と武器強化を重ねるとどうなるんだおる、検証しなきゃ

*14:ちなみにサンストは1.2, 1.0, 1.3, 1.2である。スラエーは未測定

*15:ビクトリーナイト……

*16:特にムゲンクロッサーに関しては今までリーオーバーフィストと言われていたが、今回ようやくその地位を脱したと言える